2006年 11月 15日
Heat 2004 August (1/2)
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僕が女たらし?
普通の28歳の男と変わらないよ。
ビッグな映画スターの話はちょっと退屈、、そう思うなら、
覚悟した方がいい:コリン・ファレルインタビュー
英国の雑誌Heatの2004年8月第4週号に掲載されたインタビューです。パート1では、新作、A Home At The End Of The Worldに関するQ&Aを抜粋してみたいとおもいます。インタビュアーは最初から、同映画で「真正面を向いたオールヌードのシーンがカットされたことについてどう思うか。」という話題に集中。その辺りは簡単にまとめます。
わたしも何かの記事で、観客の反応を見るプレ試写会を開いたところ、コリンの全裸のシーンで、女性客は興奮し、男性客は居心地悪そうにもじもじしてしまったため、その部分がカットされた、という話を読んだのですが、コリンはそれを否定。カットされたのはコリン自身のイメージの問題で、サイズの問題ではない、と言って次のように説明:
「セックスシーンで、僕が“初めてなんだ。”というだけで(女たらしのコリン・ファレルのイメージと違い過ぎて)観客が笑う危険性があるのに、その上、僕が全裸で登場したら、観客の注意が映画の本質から逸れてしまう危険性があったんだ。マイケル・カニンガムの脚本は本当に素晴らしい。だからそれに集中して欲しかったんだ。」
それでも尚、インタビュアーはこの話題に固執し、とはいえ、カットされても、やっぱりみんなそのことを話題にしているのでは、と食い下がるとコリンは、「ふさわしくないシーンだからカットされたんだ。それが理由だ。とっても美しい、穏やかなシーンなんだ。そこにfxxxxxgに巨大なXXXと△△△が現れたらfxxxxxgに不快なんだよ。」と答えております。ご、ごもっとも。
*****
それじゃあ、カットされたことにムカッとしたりしてない?
「ああ、全然。もし、僕が僕が必要だと思うシーンをカットされたのなら、ひょとしたら激怒したかも知れないけどね。」
映画の中でベッタリした長いカツラを被ってるけど、あれを毎日被るのは嫌じゃなかった?
「君には絶対に分からないよ。10歳の頃なら、毎日、教会へ行く方を選んだね。どうしようもない悪ガキだったんだけど、それでもだ。今日、ある人に、“あのカツラをつけた自分を鏡で見てどう思った?”って聞かれたんだ。“鏡を見る?冗談だろ!”なんであんなカツラを被って鏡を見なきゃならないんだ!!」
確かにあのカツラ、ムズムズしそうに見えるけど
「ああ、本当にムズムズしたよ。でも、乏しい予算だったんだ。僕はそれを承知していたから悪夢だったよ。」
A Home At The End Of The World, Intermissionと小作品が続くけど、大作に出るのはもう飽きた?
「Intermissionに出演する機会を得て、ダブリンでたくさんのアイルランド人俳優と撮影することになって、本当に舌なめずりしたよ。ちょうどこの映画(A Home~)の話も来て、脚本を読んだら本当に気に入ったんだ。そして、Alexander。これは超大作だ。」
じゃあこれからは、ブロックバスターと小作品に交代で出るの?
「まず、僕は幸運にも、僕のところに来る作品を選べる立場にいるんだと実感している。だけど、世界中からどんな脚本でも選んで、“あれがやりたい”と言えるわけじゃあない。だって、いつも、僕にやれるかどうか疑っている人が居るからね。」
それじゃあ、どの役を演じるかはどうやって決めるの?
「ある程度、信じられることが必要だ。みんなが楽しめるだろうと思える作品で、製作過程が自分にとって楽しいものであると思えること、それから、その役を演じることが自分にとってのチャレンジになると思えることが必要だ。いずれにしても、見るものの心を砕くような、そして、それを演じることで、新しい自分を発見できるようなストーリーだ。」
A Home At The End Of The Worldで演じたキャラクターは自分の性的指向について定かではないバージンで、臆病な役柄だったけど、演じる切るためには、自分の全ての演技力を出し切る必要があったんじゃないの、Col?
「(笑)明らかに、彼は僕が今まで演じてきたどの役柄よりも極端なキャラクターだった。本当に全く違っていた。僕は自分自身にチャレンジしたかったんだ。」
自分の‘パーティーアニマル’イメージによって、オファーされる役柄の種類が限定されていると思う?
「いや、それほど思わない。この映画(A Home~)を撮影中、僕自身、27歳の平均的な独身男性以上のことは何もしてなかったのに、女性関係の記事がたくさん出た。初めてハリウッドに来た時、“これはやっちゃだめ!あれはやっちゃだめ!”とくどくど言われたんだ。だから僕はたぶん、「みんなくたばれ!俺がやることをちょっと見てろ!しかも、大きなことをやるから見てろ。」と思ったのかもね。」
「今、どんな役を演じるのが夢?」
「僕はマスタープランを立てたことは一度もないんだ。それでこれまではOKだった。僕は単に脚本を読んで、どうするかを考える。導こうとするんじゃなくって、まあ言えば導かれるのさ。」
初期の作品を振り返ってみてどう思う?
「と言うか、僕はあんまりそれについて考えないんだ。いつか、‘コリン・ファレル・セルフ・マスターベーション’セッションをやるかも知れないけどね。でも今は忙しすぎる。もちろん、どの映画が楽しかったか、どの映画を楽しめなかったかは分かってるよ。」
伝説の監督、オリバー・ストーンはAlexanderの撮影中、「お前はクソだ!」とか「今のテイクは最低だ!」とか言ったそうだけど、あなたみたいなハリウッドの大スターが“お前はゴミだ!”と言われたらどう反応するの?
「僕は彼の誠実さをすごいと思ってたよ。」
本当に?自分が認められない時に怒ったりしなかったの?
「彼ほど残酷に正直な人は世界広しといえどもそうはいない。それはつまり、彼が「今のテイクは最高だった。」と言った時は、本当に最高だったということが分かるということだ。」
別に不満を言ってるわけじゃないんだけど、Col。あなたはずーっと映画に出ずっぱり!息子さんも生まれたところで、今後は少しペースダウンする?
「あんまりそんな風には考えてない。って言うか、自分が何をやっているのかとか、もっと先のことについて考えるべきだと思う。だけど僕は敢えてあんまり先のことは考えないんだ。だって、今を取り逃がしてしまう危険性があるからね。それは嫌なんだ。今はとってもいい状態だ。僕には素晴らしい息子がいる。彼と一緒に居られて、彼がいつもパパがどこに居るかを知っていれば、僕はそれでいいんだ。」(パート2へ続く)
普通の28歳の男と変わらないよ。
ビッグな映画スターの話はちょっと退屈、、そう思うなら、
覚悟した方がいい:コリン・ファレルインタビュー
英国の雑誌Heatの2004年8月第4週号に掲載されたインタビューです。パート1では、新作、A Home At The End Of The Worldに関するQ&Aを抜粋してみたいとおもいます。インタビュアーは最初から、同映画で「真正面を向いたオールヌードのシーンがカットされたことについてどう思うか。」という話題に集中。その辺りは簡単にまとめます。
わたしも何かの記事で、観客の反応を見るプレ試写会を開いたところ、コリンの全裸のシーンで、女性客は興奮し、男性客は居心地悪そうにもじもじしてしまったため、その部分がカットされた、という話を読んだのですが、コリンはそれを否定。カットされたのはコリン自身のイメージの問題で、サイズの問題ではない、と言って次のように説明:
「セックスシーンで、僕が“初めてなんだ。”というだけで(女たらしのコリン・ファレルのイメージと違い過ぎて)観客が笑う危険性があるのに、その上、僕が全裸で登場したら、観客の注意が映画の本質から逸れてしまう危険性があったんだ。マイケル・カニンガムの脚本は本当に素晴らしい。だからそれに集中して欲しかったんだ。」
それでも尚、インタビュアーはこの話題に固執し、とはいえ、カットされても、やっぱりみんなそのことを話題にしているのでは、と食い下がるとコリンは、「ふさわしくないシーンだからカットされたんだ。それが理由だ。とっても美しい、穏やかなシーンなんだ。そこにfxxxxxgに巨大なXXXと△△△が現れたらfxxxxxgに不快なんだよ。」と答えております。ご、ごもっとも。
それじゃあ、カットされたことにムカッとしたりしてない?
「ああ、全然。もし、僕が僕が必要だと思うシーンをカットされたのなら、ひょとしたら激怒したかも知れないけどね。」
映画の中でベッタリした長いカツラを被ってるけど、あれを毎日被るのは嫌じゃなかった?
「君には絶対に分からないよ。10歳の頃なら、毎日、教会へ行く方を選んだね。どうしようもない悪ガキだったんだけど、それでもだ。今日、ある人に、“あのカツラをつけた自分を鏡で見てどう思った?”って聞かれたんだ。“鏡を見る?冗談だろ!”なんであんなカツラを被って鏡を見なきゃならないんだ!!」
確かにあのカツラ、ムズムズしそうに見えるけど
「ああ、本当にムズムズしたよ。でも、乏しい予算だったんだ。僕はそれを承知していたから悪夢だったよ。」
A Home At The End Of The World, Intermissionと小作品が続くけど、大作に出るのはもう飽きた?
「Intermissionに出演する機会を得て、ダブリンでたくさんのアイルランド人俳優と撮影することになって、本当に舌なめずりしたよ。ちょうどこの映画(A Home~)の話も来て、脚本を読んだら本当に気に入ったんだ。そして、Alexander。これは超大作だ。」
じゃあこれからは、ブロックバスターと小作品に交代で出るの?
「まず、僕は幸運にも、僕のところに来る作品を選べる立場にいるんだと実感している。だけど、世界中からどんな脚本でも選んで、“あれがやりたい”と言えるわけじゃあない。だって、いつも、僕にやれるかどうか疑っている人が居るからね。」
それじゃあ、どの役を演じるかはどうやって決めるの?
「ある程度、信じられることが必要だ。みんなが楽しめるだろうと思える作品で、製作過程が自分にとって楽しいものであると思えること、それから、その役を演じることが自分にとってのチャレンジになると思えることが必要だ。いずれにしても、見るものの心を砕くような、そして、それを演じることで、新しい自分を発見できるようなストーリーだ。」
A Home At The End Of The Worldで演じたキャラクターは自分の性的指向について定かではないバージンで、臆病な役柄だったけど、演じる切るためには、自分の全ての演技力を出し切る必要があったんじゃないの、Col?
「(笑)明らかに、彼は僕が今まで演じてきたどの役柄よりも極端なキャラクターだった。本当に全く違っていた。僕は自分自身にチャレンジしたかったんだ。」
自分の‘パーティーアニマル’イメージによって、オファーされる役柄の種類が限定されていると思う?
「いや、それほど思わない。この映画(A Home~)を撮影中、僕自身、27歳の平均的な独身男性以上のことは何もしてなかったのに、女性関係の記事がたくさん出た。初めてハリウッドに来た時、“これはやっちゃだめ!あれはやっちゃだめ!”とくどくど言われたんだ。だから僕はたぶん、「みんなくたばれ!俺がやることをちょっと見てろ!しかも、大きなことをやるから見てろ。」と思ったのかもね。」
「今、どんな役を演じるのが夢?」
「僕はマスタープランを立てたことは一度もないんだ。それでこれまではOKだった。僕は単に脚本を読んで、どうするかを考える。導こうとするんじゃなくって、まあ言えば導かれるのさ。」
初期の作品を振り返ってみてどう思う?
「と言うか、僕はあんまりそれについて考えないんだ。いつか、‘コリン・ファレル・セルフ・マスターベーション’セッションをやるかも知れないけどね。でも今は忙しすぎる。もちろん、どの映画が楽しかったか、どの映画を楽しめなかったかは分かってるよ。」
伝説の監督、オリバー・ストーンはAlexanderの撮影中、「お前はクソだ!」とか「今のテイクは最低だ!」とか言ったそうだけど、あなたみたいなハリウッドの大スターが“お前はゴミだ!”と言われたらどう反応するの?
「僕は彼の誠実さをすごいと思ってたよ。」
本当に?自分が認められない時に怒ったりしなかったの?
「彼ほど残酷に正直な人は世界広しといえどもそうはいない。それはつまり、彼が「今のテイクは最高だった。」と言った時は、本当に最高だったということが分かるということだ。」
別に不満を言ってるわけじゃないんだけど、Col。あなたはずーっと映画に出ずっぱり!息子さんも生まれたところで、今後は少しペースダウンする?
「あんまりそんな風には考えてない。って言うか、自分が何をやっているのかとか、もっと先のことについて考えるべきだと思う。だけど僕は敢えてあんまり先のことは考えないんだ。だって、今を取り逃がしてしまう危険性があるからね。それは嫌なんだ。今はとってもいい状態だ。僕には素晴らしい息子がいる。彼と一緒に居られて、彼がいつもパパがどこに居るかを知っていれば、僕はそれでいいんだ。」(パート2へ続く)
by irishterrier
| 2006-11-15 21:30
| c.farrell-出版物
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