2008年 03月 20日
英国版GQ4月号のコリン・インタビュー(1)
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やっと入手♪ いやー、あちらの雑誌って独特の匂いがありますよね!好きだなー。
さて内容ですが、思ったとおり、最近、ネットで配信されている「コリン語録」の大半は、このGQインタビューからの抜粋のようです。はまりやすい性格であることや、グーグルでの自分検索の件も、ALEXANDERのレビューを読んでいる件も、もう大作には出たくないという件も、ぜーんぶ、このインタビューでしゃべった内容!!まったくね、、、
まず内容に入る前に:特筆すべきはインタビュアー&ライターのTim Lewis氏はなんと、このEsquire May 2003 インタビューで、S.W.A.T.撮影中のコリンに3日間張り付き、1週間洗っていないTシャツの臭いを無理やり嗅がされたお方(笑)。コリンにはその後、2004年末の「アレキサンダー」の公開時にもインタビューをしたそうで、業界ではコリン版ライターさんという感じ?きっとコリンに気に入られているのでしょう。
場所はコリンの自宅のキッチン。まず、コリンは、「Colin Farrell」でグーグル検索。あるコリンのファンサイト(CFF?)のギャラリーにたどり着くと、画面をスクロール。「マイアミバイス」の打ち上げパーティーの時に撮られた自分の写真をルイス氏に見せ、「目が完全に死んでるよね、、」と。そして、その写真が撮られたまさしくその夜に、飛行機に乗ってリハビリ施設にチェックインしたのだ、と告白。以下、記事に沿って:
♠リハブを出て2年。本当に1滴も飲んでいないのか。
前のインタビュー同様、コリンはルイス氏に「何か飲む?」とアルコールを勧めてるんですが、その時、開けられた冷蔵庫の中はアルコール類で満杯!とてもアルコール中毒でリハブ入りしてその後断酒しているとは思えない、とルイス氏は怪しんだようなのですが、コリンによれば、「アルコールはすべて友人用。酒飲みじゃない友達は居ないから。」なのだそう。
コリンはとにかく1滴も飲まないようにしている模様。というのも、1滴飲んだが最後、最初は少しずつしか飲まないかも知れないけど、そのうちまた元の自分に戻ってしまうのではないか、と思っているようです。病みつきになりやすい自分・抑制が効かない自分をよーく知ってるんですね。。
♠2年間、素面の生活を過ごしてきて、以前の生活が懐かしくないのか
非常に酷な質問ですが、これに対し、コリンは、少しの間、沈黙した後、「お酒が飲めたらと死ぬほど思う!!前みたいに酔っ払って月に向かって遠吠えしたい!!オキシコンチン*かパーコセットのような鎮痛剤を常用したい!!それが癖にならないと分かってるなら!!」と答えております。完全に壊れている,,,,,うーむ。
*製造元は米 Purdue Pharma 社。成分はオキシコデイン OxyCodeine(麻薬の一種)。常用すると中毒症状が発生し米で100人以上が死亡、社会問題化(フロリダ、ケンタッキー州など)、2001。パーコセットも解熱・鎮痛剤
♠もちろん、それはできない。それじゃあ今はどうやってストレス解消しているのか
と核心をつく質問をされて、コリン、元に戻り、「ま、とにかく。チキンカレー食べない?」とルイス氏に聞き話を逸らす。
ここで「蒸し風呂」の話が登場。コリンはPride & Gloryの撮影に入る直前、ニューヨークのLower East Side(マンハッタン島南端の東半分)に住んでいた頃、10番街にRussian & Trukish Bathsを発見、通いつめていたらしい。パーティー三昧から足を洗ったコリンにとって、長い夜を過ごすにはうってつけの場所。長年、溜まりに溜まった毒素が体からジクジクと染み出すような感じを持ったのだそうです。In Brugesの撮影中も、ブルージュ市内から車で10分ほど走った場所にクールな蒸し風呂を見つけ、そこに通って、「483種類のビールがあるっていうのに、自分用のビールは1滴もない!」という過酷な環境を乗り切った模様。
インタビューの合間にも、コリンはルイス氏を連れてLAのCity Spaというところに行ったようで、相当なハマリ方のようです。
***
「とにかくどうしても止められなかった。ただ止められなかったんだ。それまでは引き返すことができたんだ。4~5か月ブチ切れ状態になって、その後クリーンな状態に戻り、自分の体をケアする。そういうことができたんだ。だけどMiami Viceの終わり頃、止めることができなくなっていた。止められなくなってたんだ。一線を越えてしまっていて、自分では戻れなくなっていた。」
以下、コリン自身の言葉はちょっと衝撃的なのでまとめて。
コリンは、リハビリ施設で、自分がいつ頃、何を、どれくらいな頻度でやっていたかを書かされたと説明。そして、そのリストを自分で読みあげた時、ほとんど赤ちゃんみたいに泣きだしてしまったのだそう。そんなにたくさんの害のあるものを体の中に入れないと人間らしく感じられないのか、楽しくなれないのかと思ったら突然、悲しくなった、というコリン。
人と一緒の時はOKだったらしいんですが、撮影を終えて、ホテルの部屋に帰ると我を忘れるためにドラッグに依存。アルコールとドラッグの濫用、そして自責の念に苛まれる毎日。自分の人生には素敵なものがたくさんあるのに、死ぬほど落ち込んで、心底悲しかったらしいです。そんな時、家族に、‘もう十分。自分を殺すつもり?’と言わて、リハブ入りを決意したようです。
「僕は家族に命を救われたんだ。」
英国版GQ4月号のコリン・インタビュー(2)へつづく
さて内容ですが、思ったとおり、最近、ネットで配信されている「コリン語録」の大半は、このGQインタビューからの抜粋のようです。はまりやすい性格であることや、グーグルでの自分検索の件も、ALEXANDERのレビューを読んでいる件も、もう大作には出たくないという件も、ぜーんぶ、このインタビューでしゃべった内容!!まったくね、、、
まず内容に入る前に:特筆すべきはインタビュアー&ライターのTim Lewis氏はなんと、このEsquire May 2003 インタビューで、S.W.A.T.撮影中のコリンに3日間張り付き、1週間洗っていないTシャツの臭いを無理やり嗅がされたお方(笑)。コリンにはその後、2004年末の「アレキサンダー」の公開時にもインタビューをしたそうで、業界ではコリン版ライターさんという感じ?きっとコリンに気に入られているのでしょう。
場所はコリンの自宅のキッチン。まず、コリンは、「Colin Farrell」でグーグル検索。あるコリンのファンサイト(CFF?)のギャラリーにたどり着くと、画面をスクロール。「マイアミバイス」の打ち上げパーティーの時に撮られた自分の写真をルイス氏に見せ、「目が完全に死んでるよね、、」と。そして、その写真が撮られたまさしくその夜に、飛行機に乗ってリハビリ施設にチェックインしたのだ、と告白。以下、記事に沿って:
♠リハブを出て2年。本当に1滴も飲んでいないのか。
前のインタビュー同様、コリンはルイス氏に「何か飲む?」とアルコールを勧めてるんですが、その時、開けられた冷蔵庫の中はアルコール類で満杯!とてもアルコール中毒でリハブ入りしてその後断酒しているとは思えない、とルイス氏は怪しんだようなのですが、コリンによれば、「アルコールはすべて友人用。酒飲みじゃない友達は居ないから。」なのだそう。
コリンはとにかく1滴も飲まないようにしている模様。というのも、1滴飲んだが最後、最初は少しずつしか飲まないかも知れないけど、そのうちまた元の自分に戻ってしまうのではないか、と思っているようです。病みつきになりやすい自分・抑制が効かない自分をよーく知ってるんですね。。
♠2年間、素面の生活を過ごしてきて、以前の生活が懐かしくないのか
非常に酷な質問ですが、これに対し、コリンは、少しの間、沈黙した後、「お酒が飲めたらと死ぬほど思う!!前みたいに酔っ払って月に向かって遠吠えしたい!!オキシコンチン*かパーコセットのような鎮痛剤を常用したい!!それが癖にならないと分かってるなら!!」と答えております。完全に壊れている,,,,,うーむ。
*製造元は米 Purdue Pharma 社。成分はオキシコデイン OxyCodeine(麻薬の一種)。常用すると中毒症状が発生し米で100人以上が死亡、社会問題化(フロリダ、ケンタッキー州など)、2001。パーコセットも解熱・鎮痛剤
♠もちろん、それはできない。それじゃあ今はどうやってストレス解消しているのか
と核心をつく質問をされて、コリン、元に戻り、「ま、とにかく。チキンカレー食べない?」とルイス氏に聞き話を逸らす。
ここで「蒸し風呂」の話が登場。コリンはPride & Gloryの撮影に入る直前、ニューヨークのLower East Side(マンハッタン島南端の東半分)に住んでいた頃、10番街にRussian & Trukish Bathsを発見、通いつめていたらしい。パーティー三昧から足を洗ったコリンにとって、長い夜を過ごすにはうってつけの場所。長年、溜まりに溜まった毒素が体からジクジクと染み出すような感じを持ったのだそうです。In Brugesの撮影中も、ブルージュ市内から車で10分ほど走った場所にクールな蒸し風呂を見つけ、そこに通って、「483種類のビールがあるっていうのに、自分用のビールは1滴もない!」という過酷な環境を乗り切った模様。
インタビューの合間にも、コリンはルイス氏を連れてLAのCity Spaというところに行ったようで、相当なハマリ方のようです。
「とにかくどうしても止められなかった。ただ止められなかったんだ。それまでは引き返すことができたんだ。4~5か月ブチ切れ状態になって、その後クリーンな状態に戻り、自分の体をケアする。そういうことができたんだ。だけどMiami Viceの終わり頃、止めることができなくなっていた。止められなくなってたんだ。一線を越えてしまっていて、自分では戻れなくなっていた。」
以下、コリン自身の言葉はちょっと衝撃的なのでまとめて。
コリンは、リハビリ施設で、自分がいつ頃、何を、どれくらいな頻度でやっていたかを書かされたと説明。そして、そのリストを自分で読みあげた時、ほとんど赤ちゃんみたいに泣きだしてしまったのだそう。そんなにたくさんの害のあるものを体の中に入れないと人間らしく感じられないのか、楽しくなれないのかと思ったら突然、悲しくなった、というコリン。
人と一緒の時はOKだったらしいんですが、撮影を終えて、ホテルの部屋に帰ると我を忘れるためにドラッグに依存。アルコールとドラッグの濫用、そして自責の念に苛まれる毎日。自分の人生には素敵なものがたくさんあるのに、死ぬほど落ち込んで、心底悲しかったらしいです。そんな時、家族に、‘もう十分。自分を殺すつもり?’と言わて、リハブ入りを決意したようです。
「僕は家族に命を救われたんだ。」
by irishterrier
| 2008-03-20 18:46
| c.farrell-出版物
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